🔥 当社AIが選択した株式戦略、テクノロジー大手、は5月までに+7.1%の上昇。株式がブームなうちに行動を起こしましょう。40%割引で開始

【ドル/円】 FOMCでの大幅な政策変更は期待薄だが

発行済 2012-07-30 10:13
更新済 2023-07-09 19:32

ドル/円相場は、7月23日の77.94円をボトムに、78円台中盤まで切り返す展開になっている。欧州債務不安に関して、欧州中央銀行(ECB)などが政策対応に踏み切るとの観測が、リスクマーケット全体の下値をサポートしている。その結果、リスク回避のドル売り・円買いポジションが巻き戻され、ややドル高・円安方向に振れている。

欧州中央銀行(ECB)ドラギ総裁と独連銀バルトマン総裁が協議を行うとの報道を受けて、ECBが何らかの政策対応に踏み切るとの期待感が強くなっている。国債利回りが上昇している欧州債の購入、追加利下げなどの可能性が指摘されており、欧州リスクを背景とした投資家マインドの悪化に一定のブレーキが掛かっている。実際にECBによる欧州債購入という欧州版量的緩和(QE)が実施されれば、一時的にリスクオンの地合に傾き、ドル買い・円売りが膨らむ可能性はある。ただ、5月以降は78~80円のボックス相場が続いており、同レンジをブレイクするようなシナリオは描きづらい。

7月31日~8月1日には米連邦公開市場委員会(FOMC)開催を控えているが、声明文では景気見通しに関する引き下げが行われる可能性が高い。ただ、それが直ちに追加緩和策を引き出すのかは別問題であり、量的緩和第3弾(QE3)などに関する踏み込んだ動きはみられないだろう。異例な低金利政策の時間軸が、従来の「2014年遅くまで」から「2015年遅くまで」などに変更される可能性はあるものの、過大な政策な政策対応期待を持つべきではないだろう。ただ、日本銀行の政策対応が休止状態にある中、日米の金融政策環境の違いがドル安・円高圧力として機能する基本構図に変化はないだろう。リスクオンの地合からドル買い・円売りが膨らんだ局面は、改めてドルを売り込む好機になると考えている。

今後1週間の予想レンジは、78.00~79.00円。

最新のコメント

次の記事を読み込み中です
当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます